THE RAMPAGE 陣・川村壱馬、BALLISTIK BOYZ 海沼流星に聞く「BATTLE OF TOKYO」が与えてくれたもの
「BOTがようやく動き出せる」
―― 貴重な経験と刺激にあふれたライブだったようですが、第2弾となる今回のライブでは、それ以上のものを経験できそうですね。日替わりでバトルコーナーがあるし、毎日3時間以上、夏祭り、ステージプランの公開と数々のヒントが想像をかきたてます。
陣:去年ようやくライブ自体が再開して、今年からはもうフルキャパでお客さんも動員できるようになってという、この流れでBOTってめちゃくちゃいいラインというか。もっと日本のエンタメを盛りあげる、もっと熱を入れてやっていくぞって、LDHのエンタテインメントのさらなる起爆剤というか、そういう4日間になっていくんじゃないかと思っています。
壱馬:BOTがようやくちゃんと動き出せるって感じです。コロナがなかったら(第2弾のライブが)もっと早くできてたのかなと思うと、正直、やっとかっていう気持ちもありつつなので。ここからエンジンがかかると思うと、すごく楽しみです。
―― 小説の最新巻も発売されますし、前回のライブ時と比べると、プロジェクトの姿もなんとなく分かってきて、雲をつかむような話ではなくなってきたように思います。
壱馬:解像度が高くなってきましたよね!
流星:BOTのコンセプトやそれぞれのキャラクターの特性についてより理解してもらったうえで会場に来てもらえると思うので、自分のキャラになり切って…みたいな表現もできるのかなと思います。僕もアニメが好きだったりするし、ステージの上でそのキャラを演じるというのは楽しみですし、ファンの方々にも楽しんでもらえると思います。前回は「超東京」といった世界のなかで、とにかくやってみるという感じでしたから。この3年で僕たちもいろいろな経験をして、あの時の自分たちと比べたら成長していると思います。ただ、一番後輩として勢いそのままのパフォーマンスをしたいとは思っています。
―― 今回は、PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBEや、LIL LEAGUEなども登場するので、さらに下の存在もありますが……?
流星:それでも、一番後輩のつもりで行きます!(笑)
――BOTのなかでは、陣さんはGOEMON(ゴエモン)、壱馬さんはLUPUS(ルプス)、海沼さんはFlory(フローリー)という自分自身の分身であるキャラクターが存在しています。海沼さんはキャラクターを演じるとおっしゃいましたが、陣さんと壱馬さんはどうですか?BOTのステージ上では、やはり“キャラクターとしてライブパフォーマンス”をしている意識なのでしょうか?
壱馬:普通のライブの時とかもそうではあるんですけど、その曲になった瞬間に(キャラクターが)パッと入ってくるんですよ。BOTだったらそのキャラクターだし、ハイロー(『HiGH & LOW』)のライブでもそう。特に意識しているとかでもないんですけど、自然にそうなる。THE RAMPAGEではそれが楽曲ごとに起きている感覚。もちろん川村壱馬という軸はいつもの感じであるんですけどね、この曲はこうって感情移入で変わってきます。
―― 陣さんは、パフォーマンスする上で、という事になってくると思うんですが……。
陣:そういう意味では、普段の僕とは違ったクールな感じというか、そこはちょっと意識したりもあるかもしれません。ダンスソロで、GOEMONがしそうな動きを取り入れてみたりもするので。そういうのが見えたほうが、BOTでは、ファンの方々も喜んでくれるかなと思うんです。振りもね、山本彰吾(THE RAMPAGE)がつけてくれたんですけど、やっぱり普段のTHE RAMPAGEとは違って、技を出しているみたいなところがあったりして
壱馬:結構、あれ好きだったな。
―― THE RAMPAGEのROWDY SHOGUNが「和」なら、BALLISTIK BOYZのJIGGY BOYSは……
流星:やんちゃな感じ、ですかね。前回のライブではガチっと対峙するみたいな感じだったから、今回は他チームと向き合うときに、やんちゃな感じが出せたらって思ってます。おチャラけているというか、「で、どうすか?」みたいな感じかなと。さっきの話と重複しますけど、そういうところが多分小説ともリンクして面白い部分になってくると思います。
陣:当日はそれを楽しみに来てほしいですね。