非核都市宣言40周年の豊島区、イケ・サンパークに「円盤を投げる平和の青年像」設置
今年で区制施行90周年を迎える豊島区が20日、東池袋のイケ・サンパークにて「円盤を投げる平和の青年像」除幕式を行った。
東池袋のイケ・サンパークに設置された「円盤を投げる平和の青年像」
東京特別区で初めての非核都市宣言を行ってから今年で40年となる豊島区。区制施行90周年および非核都市宣言40周年を記念し、画家・彫刻家の田渕隆三氏が区に寄贈した「円盤を投げる平和の青年像」をこの日イケ・サンパークに設置した。
高野之夫区長は「このたび、田渕先生に寄贈いただいた『円盤を投げる平和の青年像』を平和のシンボルとしてイケ・サンパークに設置することになりました。池袋西口公園の『平和の像』、南池袋公園の『哀悼の碑』と『被爆アオギリ2世』、中池袋公園の『被爆クスノキ2世』、そして今回の『円盤を投げる平和の青年像』で4つの公園すべてが平和推進事業に位置づけられます」と挨拶。
さらに「今年は本区が非核都市宣言を行って40周年となる記念すべき年。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中ではありますが、今日という日に戦争の悲惨さ、平和の大切さをしっかりと伝えて参りたい」と平和への決意を表明した。
豊島区議会の木下広議長、豊島区制施行90周年実行委員会の渡邊裕之委員長の挨拶に続いて「円盤を投げる平和の青年像」が除幕されると、関係者から感嘆の声と共に拍手が起こった。