皇治が亀田興毅氏のボクシングイベントで2戦2KOのヒロキングと対戦。内山高志氏への対戦要望はかなわず【3150FIGHT】

皇治が引き当てたのはヒロキングだった

皇治「ボクシングの偉大な人たちにケンカを売れるようになれれば」

 対戦相手については2019年にABEMAで放送された「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」で那須川と対戦した藤崎美樹、YouTubeの企画番組「亀田史郎の3150ファイトクラブ」出身のプロボクサー・ヒロキング、元OPBF東洋太平洋ウェルター級とスーパーウェルター級王者の渡部あきのりの3人の中から抽選で決定する予定だったのだが、会見で皇治が「俺が逆の立場だったら。RIZINとか蹴りありの立ち技ルールの試合にこの子たちが来たら、俺は“なめんなよ”とばちばちでいきますよ。逆に俺がボクシングに挑戦してきているわけじゃないですか。それが“やれてうれしいです”とかだったらやめとけよと。誰もそんなもの見たくない。“ボクシングなめるなよ。殺してやるぞ”というような奴とやりにきた。こんな感じだったら帰ろうかなと。それだったら俺は兄貴とやりたい。日本中の奴が“兄貴なんかとやれるわけないだろう”と笑っているでしょう。そういうのにチャレンジしていくのが男。“皇治さんとやれるなら”みたいだったら俺がボクシングをやる意味はない」と3人との対戦に難色を示したことから、ゲストとして会見に出席していた元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏も抽選の対象に加えることに。結局、箱の中から皇治がヒロキングの名前が書かれた紙の入った封筒を引き当て、対戦相手はヒロキングに決定。ヒロキングは昨年12月にデビューし現在2戦2勝(2KO)のハードパンチャーだ。

 対戦決定にあたりヒロキングはさっきから黙って聞いていたら、ちょっと言いすぎ。“はー?”という感じ。決まって、ぶっちゃけうれしいです。でも、ここまで言われたら僕も黙ってられない。ばちばち倒しに行く。4回戦ボーイの僕にやられているようだったら、それまでじゃないですか。口ばっかの世界チャンピオンやなと思う。おもろい試合を見せて、何も言われへんようにしてやるんで」と静かに怒りを見せた。対する皇治は「ボクシングは挑戦なので、気合を入れていきます。このクソガキをしっかり倒して。兄貴は引退されているので、ボクシングの偉大な人たちにケンカを売れるようになれればなと思っています」などと静かに火花を散らした。