中島弘貴が“未知の強豪”漁鬼にひやりも延長KO勝ちで5連勝【KNOCK OUT】

延長ラウンド、中島が気迫で倒し切った(撮影・堀田真央人)

 延長ラウンドは序盤から中島が左ジャブで何度も漁鬼のあごを跳ね上げるがタフな漁鬼は前に出てパンチを打ち返す。ここまでの激闘で漁鬼は鼻と左耳から、中島も眉間から出血。中島のワンツーを食らった漁鬼が大きくぐらつき、中島が連打で畳みかけると漁鬼がついにダウン。ダメージが大きい漁鬼を見てレフェリーが試合を止めた。漁鬼はそのまま立ち上がれず、担架で退場した。

 KO決着ではあったが3Rにはひやりとさせられる場面もあっただけに中島は試合後のマイクで「応援に来ていただいているおかげで練習も頑張れました。今日の試合内容ではいいことも言えないんですが、もっと強さを見せつけて、どんどん上に行くので応援よろしくお願いします」と控えめにアピール。しかし今回の勝利で5連勝と着実に「上」に向けて白星を重ねた。

「KNOCK OUT 2022 vol.4」(7月23日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント 第9試合 KNOCK OUT-RED -61.5kg契約 3分3R・延長1R
○梅野源治(PHOENIX)(3R2分57秒、TKO)大谷翔司(スクランブル渋谷)●

◆セミファイナル 第8試合 KNOCK OUT-BLACKウェルター級 3分3R・延長1R
●渡部太基(TEPPEN GYM)(判定0-3=28-29、28-29、28-29)良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI)○

◆第7試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級 3分3R・延長1R
○中島弘貴(LARA TOKYO)(延長R1分22秒、KO 本戦判定1-1=28-29、30-29、29-29)漁鬼(SHINE沖縄)●

◆第6試合 KNOCK OUT-REDフェザー級 3分3R・延長1R
●栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)(判定0-3=28-30、28-29、28-30)TAKERU(GET OVER)○

◆第5試合 KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級 3分3R・延長1R
○壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)(2R42秒、KO)海老原竜二(神武館)●

◆第4試合 KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級 3分3R・延長1R
○白幡裕星(Battle Box)(2R2分22秒、TKO)鈴木貫太(ONE`S GOAL)●

◆第3試合 KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級 3分3R・延長1R
●津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)(判定0-3=28-29、28-29、28-29)vic.YOSHI(OGUNI-GYM)○

◆第2試合 KNOCK OUT-RED -68.5kg契約 3分3R・延長1R
○峯山竜哉(WSRフェアテックス西川口)(判定3-0=30-28、30-28、30-27)杉原新也(ワイルドシーサー前橋)●

◆第1試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級 3分3R・延長1R
●炎出丸(クロスポイント吉祥寺)(判定0-3=27-30、28-30、28-30)工藤“red”玲央(TEPPEN GYM)○
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