実は“昭和の男”YUSHIが思う“カッコよさ”とは。そして格闘技と人生への向き合い方【RIZIN.37】
元ホストの異色ファイターYUSHI(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)が「RIZIN.37」(7月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でプロ3戦目に臨む。そのたたずまいから言動、格闘技に対する思いなど“元ホスト”の肩書以外も何から何まで型破りなYUSHIに話を聞いた。
「武尊選手が本当にMMAに転向するならデビュー戦の相手を務めたい」
昨年12月17日に行われた大晦日大会のカード発表会見で突如、RIZINファンの前に姿を現したYUSHIはその格闘技イベントの会見ではこれまで見たことのないようなたたずまいで一気に注目を集める存在となる。試合は同じくMMAデビュー戦となる三浦孝太に1R、TKOで敗れたものの、2戦目となった5月の「RIZIN LANDMARK vol.3」ではZENKIと対戦し、2RKOでプロ初勝利を挙げた。
前戦はZENKIが前日計量で2.75gオーバー。当日の体重の戻しについても特に取り決めがなく、ずいぶん体重差があったようでしたが?
「体重差は感じました。グラウンド状態になった時に簡単に返されてあれっと思いました。でも、あれくらいは大丈夫です(笑)」
昨年大晦日に敗れてから格闘技漬けの毎日になっているとのことですが?
「今はトライフォース赤坂とBRAVEジムで宮田(和幸)さんにパーソナルで教えてもらっています。あと西新宿にある、RIZINに出る前から通っていたジムにも行っています。その3カ所でうまく打撃とグラップリングと寝技を分けて練習しています。トライフォースの朝練は基本的にスパーリングですね」
3月大会での勝利後、「THE MATCH 2022」のオープニングファイトに立候補も実現はしませんでした。当日は会場で?
「行かなかったんですよ。試合に出るか“一番前で誰かに呼んでもらわないと行かん!”って変な意地を張っていたらどっちも無理だったんで(笑)。悔しいのでPPVで見てました。あまり遠くでは見たくなかったし」
MMAデビューを果たすかなり前に武尊選手とはウェブメディアの企画で異業種対談という形で対談をされています。そういったことから武尊選手にシンパシーのようなものがあって「オープニングファイトに出たい」という発言につながったんですか?
「武尊選手とはその時に一度お会いしただけで、残念ながらそれからのお付き合いはないんです。天心選手も武尊選手も階級も身長も同じくらいなので純粋に試合を見たいと思っていたんですが、そういう変なプライドがあって(笑)。武尊選手については、武尊選手の会見でも記者から質問がありましたけど、もしかしたらMMAに転向するのでは?という噂をちらっと聞いたんで、もしそれが本当なら、今はデビュー戦での相手を務められたらいいなと僕の中で勝手に思っているんです。なので、今は勝ち上がっていって“デビュー戦、YUSHIいいじゃん”と言ってもらえるように頑張りたいと思っているんです」
三浦選手に続いて著名な選手のデビュー戦の相手を務めたい?
「ええ。デビュー戦ハンターになりたいです(笑)」