元K-1王者・卜部弘嵩が現役引退。一番強かった相手は実弟の卜部功也【K-1】
9・11「よこはまつり」で引退セレモニー
第2代K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級王者の卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が7月27日、現役引退を発表した。「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」(9月11日、神奈川・横浜アリーナ)で引退セレモニーが行われる。
この日行われた会見で卜部は一番の思い出に残る試合として実弟の功也とのK-1王座をめぐる一連の戦いを挙げた。
卜部は2007年7月29日に18歳で全日本キックでプロデビュー。2009年には旧K-1の「K-1甲子園」にも出場。旧K-1にはその前後に「K-1 WORLD MAX」にも出場した。2010年からはKrushを主戦場とし、2011年には初代Krush -60kg級王座(現スーパー・フェザー級)を獲得し、3度の防衛に成功。
2014年は5月にフランスでISKAオリエンタル世界スーパーライト級(-63.5kg)王座を獲得。11月にはKrush -60kg級王座に返り咲き、前回と合わせ計5度の防衛に成功した。2015年からは新生K-1にも参戦。1月に行われた「K-1 WORLD GP -60kg級初代王座決定トーナメント」では決勝で実弟の卜部功也に敗れ準優勝に終わったものの、11月には王座挑戦を実現させ、功也にKO勝ちを収め第2代王座(現スーパー・フェザー級王座)に就いた。2018年7月からフェザー級に転向し2連勝し、翌年3月の「K’FESTA.2」で王者・村越優汰に挑むも判定負け。11月に行われた「第3代フェザー級王座決定トーナメント」では準決勝で敗れ2階級制覇はならなかった。
今年2月には復活をかけて島野浩太朗と対戦もKO負け。この試合が現役最後の試合となった。通算成績は60戦37勝(18KO) 20敗3分。