山本空良があわやの場面作るも実力者ケラモフに無念の判定負け【RIZIN.37】

最後まで一本を狙う動きを見せた山本

 試合後の会見で山本は「自分の計画を実行する力が足りなかったのもそうですし、ケラモフ選手の、自分の組み立てた作戦をぶっ壊すような力強いテイクダウンで、自分の動きを出せなかったのかなと思います。パワーはもちろん強いと思っていたしあれくらいあると思ったのですが、何より決めに来るスピードや、もっとフィニッシュを取りに来るかと思ったのですけど、自分を徹底的に潰そうとして攻略された感じがした。自分は対戦相手をあまり研究しないほうなんですけど、もっともっと研究して、強い選手にも打ち勝てるような作戦、そして基礎的な能力を上げていきたいなと思いますね」などと試合を振り返った。

 また自らの下からの攻撃については「正直、取れてたと思いますけど、気持ちで負けちゃいましたね。今、考えると取れるタイミングだったり、今まで習った技はいっぱいあってそれを出せば、あそこからどんどん、どんどん動きを変えて行けたんですけど、自分が相手の打撃に屈してしまい、動きを悪くしてしまうというところがあった。カイル・アグォン戦と違って、下からの打撃も少なかったのでもっともっとヒジを打って相手の体を突き放して動くっていうのを増やしていけば良かったかなというのもそうですし、テイクダウンを簡単に取られすぎるのがやっぱり今の課題なので、まずそういうものを直していきたいですね。正直取れるとは思いますし、今でも思っています」と語った。