バージョンアップした「ずかんミュージアム銀座」で生き物あつめ 大人も喜ぶナイトミュージアムも

最初に足を踏み入れる「ディープフォレストゾーン」には、ジャイアントパンダが登場

 体験型のデジタルミュージアム「ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO(以下、ずかんミュージアム銀座)」が人気だ。先日、開業1周年を機に、館内の展示をバージョンアップし、「第二章 / 新たな生き物に出会う旅」がスタート。見たい生き物を広く募り、その上位にランクインしたジャイアントパンダ、リュウグウノツカイ、マッコウクジラ、ダイオウイカなど全8種類の生き物が加わり、新しいゾーンもできた。それによって、新たなファンを生んでいるのはもちろん、リピーターも喜ばせている。

 

 図鑑に載っている生き物たちに出会える


 さまざまなデジタルミュージアムや美術館が登場するなかで、ずかんミュージアム銀座が多くの人をひきつけるのは「図鑑」という他にはない軸。館内では図鑑に載っている生き物たちに会えるのはもちろん、彼らが生活している環境を見て感じたり、動く、休む、食べるといった動き、集団での行動など、図鑑では文字で説明していることを、よりリアルに体感できるということがある。

 生き物たちがどこにいるのかを探索してまわる要素も魅力のひとつだ。

「記録の石」を斜め掛けにして冒険へ

 入館すると、グループに一つ「記録の石」が手渡される(追加料金で追加もできる)。もらった状態ではただの石だが、スタッフが力を与えると、冒険の手助けをしてくれる大切な道具になる。近くに生き物がいることをシルエットを表示して教えてくれる。生き物がいるのは、森の中や木の上、足もとや天井、足もとの暗がりにある水たまりなど、石が反応しても簡単に見つけられない場所だったりもして、想像以上に探しがいがあるのがいい。

 また、館内では、朝から昼、そして夜と時間が流れ、天気も変わり、それによって登場する生き物も変わる。森林や水辺、水中、深海、サバンナなど異なる自然環境がシームレスにつながっている館内を、時間の変化に合わせて、行ったり来たりしながら探索できるのも楽しい。 

こっちを見ている。生き物がある行動をしているタイミングで操作をすると、その生き物が「記録の石」に記録される。
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