iScreamが初の有観客ワンマンライブを開催「今できるのは歌詞とメロディーの力を借りて愛を叫ぶこと」

　MISIAの代表曲をカバーした「つつみ込むように…」では、Jr.EXILEのメンバーが参加したバージョンのミュージックビデオをステージ上の大きな画面に映し出しながらの歌唱。同曲やMISIAへのリスペクトをひしひしと感じるパフォーマンスで、ファンは3人の一挙手一投足に熱い視線を送りながらも、リズムに合わせて腕を左右に振ってレスポンスした。

　3人全員で歌って踊るのが特徴のグループ。その次の曲「Scream Out」では一転し、それぞれがソロダンスを披露するシーンも。三者三様のダンスにオーディエンスはくぎ付けに。3人が踊り終えると自然と会場のあちこちから拍手が湧き上がった。

　終盤の「愛だけは…」は初めてのピアノバージョンで披露。メンバーの動きが映像とシンクロするという演出でオーディエンスの視線を一気にひきつけ、ピアノの音色と美しいコーラスで魅了した。

　初回のライブのMCで、RUIは、iScream（というグループ名）には、愛をスクリーム、愛を叫ぶという由来があると改めて説明したうえで、「（私たちには）パフォーマンスを日本中世界中に届けたいという夢があります。でも愛を叫ぶってそんな簡単じゃないし、10代の自分たちに愛を伝えることができるのか、自分たちの歌で幸せにできるのかなって思ったりもします。でも、みなさんからいつももらっている愛を愛で返したり、感謝の気持ちを歌詞やメロディーの力を借りて歌として愛を叫ぶのが今できること」と話すと、「茉莉花-Jasmine-」で本編を締めくくった。

　アンコールでは、『Catwalk』のカップリング曲「恋するプラネット」「himawari」、そして「Meant tobe together～チェイサー」を歌唱。「himawari」では、ひまわりの花が映し出された。

　YUNAは「初めての有観客でのワンマンライブができたのはいつも応援してくれる人がいたから」と感謝。HINATAは「叶えたい夢はたくさんあります。それについてきていただきたいと思います。みなさんを含めてiScreamチーム。一致団結して楽しみながら素敵な景色を見に行けたらと思います」と笑顔を振りまいた。

　夜の部は、LDHの動画サービス「CL」でPPVで配信された。現在もチケットを購入することができる。見逃し配信は28日の23時59分まで。