優勝は「春霞（はるよこい）」の帝塚山学院高等学校！DCC 全国高等学校ダンス部選手権

　勝利の舞を終えたキャプテンの八尾萌花さんは、万感の思いを込めて「今までやってきたことが全部報われ、優勝できて本当にうれしいです。ありがとうございました！」と挨拶。

　審査員を務めた演出家でタレントのテリー伊藤は、優勝した帝塚山学院高等学校を「とても大きな、そして実に重厚なテーマでした。戦争という現実を真正面から受け止め、表現として昇華することは生半可な決意ではできなかったと思います。実際のダンスは素直な気持ちで見ることができて、気品があって凛とした動きが本当に美しかった。今日の経験を経て、これからの人生でも誇りを持って生きてください」と絶賛。

　さらに参加した高校生に向けて「3年生の皆さんは卒業してしまうのですが、ダンスは本当に素晴らしいものです。これからも10年、20年、30年……皆さんが生きている限りダンスを友として大切にしてください。そして1～2年生の皆さん、これからも素敵なダンスをステージで見せてください。期待しています」とメッセージを送った。

　最後に優勝校のメンバーがステージに整列し、「帝塚山学院高等学校、おめでとう！」の掛け声で両手を上げると、シルバーのテープが打ち上げられて幕を閉じた。

〈入賞校一覧〉
優勝：帝塚山学院高等学校「春霞（はるよこい）」
準優勝：東京都立狛江高等学校「響音（シング）」
3位：三重高等学校「心躍（ドキドキワクワク）」

特別賞
●ニチレイフーズ賞
大阪府立登美丘高等学校「泡麗（リンス）」
●Chiyoda賞
武南高等学校「脚色（えんたーていめんと）」
●TOKYO HEADLINE賞
トキワ松学園高等学校「亜族（アマゾーヌ）」
●オーディエンス賞
日本大学明誠高等学校「共鳴（ウィーアー…）」