“名門”日大相撲部出身の新鋭・石田有輝が自力初勝利を挙げハリマオ入り。KO-D無差別級王座前哨戦の樋口和貞と竹下幸之介も激闘展開【DDT】

前哨戦を戦った樋口(左)と竹下

 石田は竹下に串刺し式ボディーアタックをぶちかまし、ショルダータックルの打ち合いを制し、場外では小嶋、竹下に突っ張りを連発するなど獅子奮迅の猛攻。これに負けじと、樋口と竹下もヘビー級ならではのド迫力の激闘を展開。竹下がジャンピング・ラリアット、トップロープ越えトペコンヒーロを見舞えば、樋口も強烈なチョップ、アバランシュ・ホールドで反撃。10分過ぎにはラリアット相打ちの3連発。4発目で樋口が打ち勝つも、竹下はブレーンバスターで返していった。樋口と石田はダブルの突っ張りで小嶋を吹っ飛ばし、石田が小嶋に串刺し式タックル、樋口が串刺し式ラリアットを見舞った。竹下がジャンピング・ニーで樋口を場外に落とすと、石田が小嶋の胸元に炎掌(突っ張り)を決め、歓喜の3カウントを聞いた。

 マイクを持った石田が「プロレスラーになって初めて自分で3カウント取って勝ちました。でも、これは始まりです。ここからもっと強くなる。その第一歩を今日踏み出しただけ。だから、樋口さん、ハリマオに入れてください」と志願すると、樋口は「OK」と快諾し、石田のハリマオ入りが決まった。