森田奈男樹が3連続KO勝ちでデビューから4連勝。「この階級のベルトを獲りたい」とピケオーに照準【Krush】

フィニッシュとなった強烈な後ろ回し蹴り(撮影・堀田真央人)

 2R、森田がプレッシャーをかけて前に出るがシウバはすぐにプレッシャーをかけ返しパンチを振って前に出る。森田はバックステップでかわし、体勢を入れ替えると左フックを打ち抜き最初のダウンを奪う。立ち上がったシウバは右ミドル。森田は三日月蹴りを連打しボディーを効かせると右の内回し蹴りを顔面に見舞い2度目のダウンを奪う。最後は右の後ろ回し蹴りが顔面にヒットするとシウバのマウスピースが飛び、ふらついたところでレフェリーがスタンディングダウンを取り、森田のKO勝ちとなった。

 森田は試合後のマイクで「2週間前、急に決まった試合にも関わらずしっかり仕上げてきてくれたシウバ選手ありがとうございました。試合できてよかったです。この階級のベルトを獲りたいと思っているので、もっと頑張って練習するので応援よろしくお願いします。押忍!」とジョーダン・ピケオーの持つKrushスーパー・ウェルター級王座に照準を定めた。前戦の勝利後の一夜明け会見でもピケオーへの挑戦を口にしていたのだが、今回の勝利は大きなアピールポイントとなりそうだ。

「Krush.140」(8月27日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合/Krushフェザー級/3分3R
○天野颯大(キング・ムエ)(判定2-0=29-28、28-28、29-28)啓斗(team ALL-WIN)●

◆プレリミナリーファイト第2試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R
○赤田功輝(ALONZA ABLAZE)(3R1分35秒、KO)松本和樹(T-GYM)●

◆第1試合/Krushライト級/3分3R・延長1R
○増井侑輝(真樹ジムAICHI)(判定3-0=30-29、30-29、30-29)鈴木孝司(K-1ジム五反田チームキングス)●

◆第2試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
○勝輝(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定0-1=29-30、30-30、30-30)立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER)●

◆第3試合/Krushライト級/3分3R・延長1R
●新太(K-1ジム心斎橋チームレパード)(2R2分10秒、TKO)河北光生(K-1ジム五反田チームキングス)○

◆第4試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
○川島康佑(HALEO TOP TEAM)(判定3-0=30-29、30-28、30-28)小林孝彦(K-1ジム総本部チームペガサス)●

◆第5試合/Krushスーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
○森田奈男樹(エイワスポーツジム)(2R1分35秒、KO)イゴール・シウバ(ブラジル/ブラジリアンタイ)●

◆第6試合/Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
●小倉尚也(スクランブル渋谷)(1R2分3秒、KO)岩尾 力(POWER OF DREAM)○

◆第7試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○MOMOTARO(OGUNI-GYM)(判定3-0=30-28、30-28、30-29)提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆セミファイナル(第8試合)/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
●岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(2R2分20秒、KO)稲垣 澪(K-1ジム大宮チームレオン)○

◆メインイベント(第9試合)/Krushウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
○寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス)(2R55秒、KO)中野滉太(POWER OF DREAM)●
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