寧仁太・アリが中野滉太に2RKO勝ちで初防衛に成功しK-1再出撃をアピール【Krush】

1R、寧仁太は右ストレートで先制のダウンを奪う(撮影・堀田真央人)

 挑戦者の中野は第2代K-1スーパー・バンタム級王者・武居由樹、第3代K-1フェザー級王者・江川優生を輩出したPOWER OF DREAMの「第3の男」として頭角を現した。2020年10月にはKrushスーパー・ライト級王者・佐々木大蔵への挑戦のチャンスを得るが、前日計量で1.5kgオーバーとなったため、試合はタイトルマッチではなくワンマッチに。佐々木に0-3の判定で敗れた後、ウェルター級に階級を上げ今年2月のK-1東京体育館大会で元Krushウェルター級王者・山際和希と対戦し、判定勝ちを収め、今回のタイトル戦にこぎつけた。
 
 1R、ともにローで様子を見る静かな立ち上がりも、中野が放った右ローに寧仁太が右ストレートを合わせ、いきなりダウンを奪う。特にダメージのない中野はすぐに立ち上がるが寧仁太は右カーフ、右ミドルで追撃。中野も左右のボディー、右フックで反撃。寧仁太が右ハイを放つと中野はかわして左ボディー。しかし寧仁太は右ハイからパンチの連打。