菅原美優がチャン・リーを相手に3度目の防衛戦。菅原はK-1王座へのステップに、リーは「ついにこの時が来た。絶対につかみ取る」【Krush.142】
王者の風格が漂ってきた菅原
敗戦後は“自分磨き”の練習
2人は2019年7月に一度対戦し、その時は菅原が判定勝ちを収めている。
会見でリーは「ついにこの時が来ました。この時のためにやってきました。今日のこの日のために練習をしてきました。この日のために今まで試合をしてきました。もう下は知ってきたので、絶対につかみ取ります」と淡々とした口調ながらも早くも闘志を燃やす。
菅原は「前回負けてしまってK-1のベルトには届かなかったんですが、またもう一度そこにチャレンジするためには一つ一つ超えていかなければいけないものがあると思っているので、ここもしっかりいい勝ち方をしてまたチャンスをもらえるように頑張りたい」と悲願のK-1王座獲りへ向けての通過点と位置付けた。
菅原はトーナメントについては「いろいろな面で大きく成長できた1日だったし、自分を見つめ直すいい機会になった」としたうえで、敗戦後は「試合前は自分の中で勝って一区切りつけたかったが、負けてしまった。なんだかんだいって、試合が決まると相手に合わせた練習になってしまう。もっと格闘技と向き合う時間が欲しかったので、試合が決まらない間は勝ちに徹する練習というより、自分が強くなるため、成長するための練習をするための時間を作っていた」と“自分磨き”の時間に充てていたことを明かした。