喫煙所が防災拠点に!? JT、墨田区と大阪に「防災喫煙所」地域住民に防災情報を発信
9月1日は「防災の日」。1923年に関東大震災が発生し、地震や風水害などに対する心構えを育成するため、1960年に制定された。JTは1日、JT東京支社(墨田区横川)と大阪市北区の計5カ所の喫煙所を防災情報を発信する「防災喫煙所 イツモモシモステーション」としてリニューアルした。
1日にリニューアルしたJT東京支社に併設する「防災喫煙所 イツモモシモステーション」
事前に行われた内覧会では「防災喫煙所」の設置に至った経緯を説明。JTによると、日頃から地域社会の一員としてさまざまな活動を推進し、地域住民にヒアリングする中で共通課題としての「地域防災」が浮かび上がった。そこで地域との接点である喫煙所と地域防災をかけ合わせた新たな取り組みとして、防災プログラムを開発するNPO法人プラス・アーツと連携し、昨年6月に「防災喫煙所」プロジェクトをスタート。
「イツモモシモステーション」は街の拠点に設置されて一定の広さがあり、一定の人が滞在する公共喫煙所の特性を生かし、普段は喫煙者と非喫煙者の距離を保ちながら、もしもの時に地域住民を助けることがコンセプト。7月にJT東京本社とたばこと塩の博物館の周辺一体が東京都の「避難場所」に指定されたことを受け、今回、JT東京本社に併設された喫煙所2カ所を「防災喫煙所」にリニューアルした。