樋口&吉村の持つKO-Dタッグ王座に挑むDBのベテランコンビが並々ならぬ覚悟。HARASHIMAはKO-D無差別級を視野に、大鷲は2冠王座を返上【DDT】

ハリマオの吉村と樋口

 王者組の樋口は「挑戦者組の心意気、2人の強さに尊敬と感謝の念があります。ただ、その尊敬と感謝の念を込めて、無差別級チャンピオンとして、タッグチャンピオン・ハリマオとして、HARASHIMA、大鷲透を飲み込みたいと思います」と発言。

 3月20日の両国国技館大会まで兄貴分・HARASHIMAとのタッグでKO-Dタッグ王座を保持していた吉村は「このタッグのベルト、個人として獲るのは4回目。もうこのベルトは自分のものだと胸張って言える。初防衛戦はDB、前にいたユニット。送り出したと言えば聞こえはいいかもしれないですけど、あのときの僕の率直な気持ちは追い出されたに近いです。送り出すと追い出すには大きな違いがある。だからこそ変わってやろうと思ってました。初防衛戦がDBというのは僕にとってはすごく意味がある。アイアンマン、O-40返上。そんなことしなくても大鷲さんの本気は伝わってる。DB、ユニット解散マッチのとき、僕ら本気だったじゃないですか。知ってるんですよ。本気の大鷲透、強くて怖い大鷲透。強くて厳しいHARASHIMA。この間の『KING OF DDT』トーナメント2回戦、HARASHIMAさんに僕が勝ちました。僕のなかでは超えたなんて思ってない。何回もやったうち、たった1回勝っただけ。でも、このベルトをかけて戦う名古屋。この試合で僕はHARASHIMAさん、大鷲さん、2人を超えます」とキッパリ。

 タッグ結成から1カ月弱であっという間にタッグ王者まで上り詰めたハリマオに対し、大鷲は「自分が名乗りを挙げたいと思わせるくらい魅力あるタッグチーム。だからこそねじ伏せたい気持ちも出てきました。久しぶりにガッチリやり合いたいという相手が現れたなという感じです」と話した。