3連敗ならBellatorリリースもある? 堀口恭司にとって金太郎戦は大きな意味のある一戦に【RIZIN.38】

榊原氏は堀口の置かれたシビアな状況を明かした

榊原氏「Bellatorで3タテ食ったら、普通ならリリース」

 この2人の対戦について会見後の囲み取材で榊原信行CEOは「ファンの人たちの中には“なんだ金太郎かよ”という声が多いが、僕からすると金太郎が一番RIZINらしい。堀口が誰とやるべきかと考えたら、バンタム級は海もケガ、井上直樹もいない。金太郎が一番ふさわしい。それでいてワンチャン倒せる可能性もある。スリリングでみんなに喜んでもらえるかと思ったが、意外に厳しい意見が多くて(笑)」などと苦笑いを浮かべながらも「十分楽しんでもらえるマッチメイクだと思う」と自信を見せた。堀口vs扇久保については「扇久保とのタイトル戦はお互いにとってこのタイミングじゃない。扇久保は病み上がりで9カ月試合をしていない。堀口もベラトールに行って2連敗というのはキャリアの中で初めての経験だし、お互いにベストコンディションのタイトル戦にはならないので、それだったら互いに縦に1試合ずつ積んで年末なら年末で」と語った。

 また堀口については「スコット(・コーカーBellator代表)とも話したが、Bellatorで2連敗というのは彼らも予想していなかったし、僕らも予想していなかった。Bellatorで3タテ食ったら、普通ならリリース。キャリアでいうと金太郎は14勝11敗という戦績。このレベルの選手にきっちり勝てないんだったら、Bellatorとしては“いいかな”という感じ。だから堀口にとってはとっても重たい試合」と語った。