料理レシピ本大賞のリュウジ「一昨年はじゃがりこにお湯」平野レミ&和田明日香の母娘入賞も
全国の書店員や料理専門家に支持された料理レシピ本を表彰する「第9回 料理レシピ本大賞 in Japan 2022」の授賞式が6日、都内で行われ、料理部門大賞はリュウジ『リュウジ式至高のレシピ』(ライツ社)、お菓子部門大賞は桜田千尋『満月珈琲店のレシピ帖』(主婦の友社)が受賞した。アンバサダーはキャイ~ンの天野ひろゆき。
2014年にスタートし、今年で第9回目を迎える「料理レシピ本大賞」。全国の出版社から145作品がエントリーされ、269人の書店選考委員と料理専門家である特別選考委員によって、読者が手に取って実際に作りやすいか、おいしさや健康など日本の食文化に貢献しうるかといった点を重視して選考を行っている。昨年はモデルの滝沢カレンが『カレンの台所』(サンクチュアリ出版)で料理部門大賞を受賞したことでも話題となった。
第7回(2020年)以来2度目の大賞受賞となるリュウジは「一昨年の本(『ひと口で人間をダメにするウマさ! リュウジ式悪魔のレシピ』)では、じゃがりこにお湯を入れて混ぜてたんですよね(笑)」と自虐。
「今回は“至高のレシピ”ということですが、この本は僕が料理研究家として一番出したかった本で、ハンバーグとか唐揚げといった基本のレシピしかやってない。いつもYouTubeチャンネルで言っている“バズレシピ”じゃなくて、僕が考える世界一おいしい料理を集めたエゴが詰まった本なので、受賞させていただいたのは僕にとってもすごくうれしい」と喜びをあらわにした。
お菓子部門大賞の桜田は、疲れた人だけ行くことができる架空の喫茶店“満月珈琲店”で提供されるフードやドリンクという設定で作品を発表するイラストレーター。
同作品を実際の写真とレシピで再現した本での受賞に「この本はたくさんの方々の協力があってできたもの。担当編集の2人、僕のイラストから実際にメニューを考案してくださったフードコーディネーターの菖本幸子先生、いつも打ち合わせやアイデア出し、作画を手伝ってくれている漫画家の妻にこの場を借りてお礼を言わせてください。最初は机の前で一人で始めた満月珈琲店ですが、おかげさまでたくさんの方々に読んでいただくことができています」と感謝した。