引退の卜部弘嵩が「現役ってあっという間に終わってしまう。一日一日一生懸命全力で生きてほしい」と現役の選手たちにメッセージ【K-1】
10カウントゴングが鳴らされた(撮影・蔦野裕)
卜部は2007年7月29日に18歳で全日本キックでプロデビュー。2009年には旧K-1の「K-1甲子園」にも出場。旧K-1にはその前後に「K-1 WORLD MAX」にも出場した。2010年からはKrushを主戦場とし、2011年には初代Krush -60kg級王座(現スーパー・フェザー級)を獲得し、3度の防衛に成功。
2014年は5月にフランスでISKAオリエンタル世界スーパーライト級(-63.5kg)王座を獲得。11月にはKrush -60kg級王座に返り咲き、前回と合わせ計5度の防衛に成功した。2015年からは新生K-1にも参戦。1月に行われた「K-1 WORLD GP -60kg級初代王座決定トーナメント」では決勝で実弟の卜部功也に敗れ準優勝に終わったものの、11月には王座挑戦を実現させ、功也にKO勝ちを収め第2代王座(現スーパー・フェザー級王座)に就いた。2018年7月からフェザー級に転向し2連勝し、翌年3月の「K’FESTA.2」で王者・村越優汰に挑むも判定負け。11月に行われた「第3代フェザー級王座決定トーナメント」では準決勝で敗れ2階級制覇はならなかった。
現役最後の試合は今年2月のK-1東京体育館大会の島野浩太朗戦。通算成績は60戦37勝(18KO) 20敗3分。