元REBELS王者・鈴木宙樹がボクシングからキックボクシングに復帰。前SB王者の西岡蓮太と対戦【KNOCK OUT】

約3年ぶりにキックボクシングのリングに上がる鈴木宙樹

 鈴木は「西岡選手と試合が決まっていろいろと思うことがある。3年前に弟が負けて、その時にツイッターで“西岡蓮太選手と試合がしたい”とツイートさせてもらった。それが数年越しでかなうこととなり、僕も試合が10カ月ぶりだが燃えている。練習も気合が入っている。しっかりと盛り上がる試合をしたい。注目してほしい」と挨拶。

 ボクシングの経験から得たものについては「ボクシング自体、1年半くらい練習させてもらい、キックボクサーにはないパンチの回転力がついた。キックボクサーにはないパンチの動きをお見せできると思う」と語る一方で「キックの練習は2カ月くらい前から。西岡選手の前であまり言いたくないが、感覚がまだ戻っていない。今、ばしばし、キックの練習をさせていただいている。でもボクシングで得たパンチの技術は使っていきたい。西岡選手のカウンターにカウンターを合わせて対抗できれば」などとまだ感覚を取り戻せていないことをポロリ。

 今回は−64kg契約での試合となるのだが、鈴木は「KNOCKOUTのベルトは取りたいので、階級に迷っている。65kgには弟がいるので、弟から奪い取るか62.5kgのバズーカ選手から奪い取るか、模索している段階」と語る。弟・千裕との対戦については「もちろん蹴落とします(笑)。弟と一緒に住んでいるんですが家では弟がベルトをちらつかせてくる。弟から奪い取ってやりたいという気持ちは実はある」と異存はない。

 今回のキック復帰には弟の活躍が刺激になったことも一因にあるようで「弟がKNOCK OUT王者になって、RIZINに出て、今どこを歩いても“千裕の兄ちゃん”って呼ばれちゃうんですよ。とても悔しい思いをしているので、弟が唯一負けた西岡選手に勝って、次は“宙樹の弟”ってみんなに呼ばせるようにしたい」と現在の心境を明かした。そして「僕の中ではKNOCK OUTの王座を獲って、KNOCK OUT王者はこんなに強いんだぞ、ということを世界中に見せてきたいので、出られるところにはどんどん出て、KNOCK OUT王者は強いんだぞ、ということを証明していきたい」とKNOCK OUTでの活躍を誓った。