海人がムエタイ王者に顔面を切り裂かれながらも延長2Rの接戦制す。試合後は「プロ失格」と自らに高いハードル【SB】

カラクァートのヒジ打ち(撮影・上岸卓史)

 対するカラクァートはタイで人気のムエタイイベント「MAX MUAYTHAI」の-76kg級王者。このヒジ打ちを得意とする強豪とヒジありルールでの対戦となった。

 海人は1R序盤から右カーフキック、ワンツーで攻め込むが、カラクァートはプレッシャーをかけ海人をコーナーに詰めてパンチからヒジ打ち。これで海人が鼻から出血。その後も右カーフ、左ボディー、左インローと攻撃を繰り出すが出血が止まらずドクターチェックが入る。再開後、カラクァートは左ボディー、右ハイ。海人は左フック。カラクァートの右ローに海人がワンツーを合わせる。

 2Rも海人は右カーフを連打。カラクァートも右ロー、パンチ、そして関節蹴り。海人もパンチからヒジを狙う。カラクァートが入るところに海人は三日月蹴り。海人の右カーフにカラクァートがヒジを合わせに行く。海人は左のインカーフも繰り出す。カラクァートは随所でヒジを狙う。