DEEP SQUADが最高のハーモニーで夏を締めくくり 羽田空港から配信ライブ
アンコールではまず、6人それぞれの思いが歌詞に反映されているという「夢の途中」を披露。DEEP SQUADの軌跡を振り返るような映像をバックに歌われたのだが、込み上げてくるものがあったのだろうか。杉山が何度か涙を拭う場面があった。
最後のMCではそれぞれが今の思いを語っていく。まずKEISEIは「DEEP SQUADは僕にとっての血であり、人生でもある。これからもっと世の中が良くなっていくように、祈りながら歌を届けていきたいです」と語る。比嘉は「夏の最後に最高の思い出が作れて、本当に幸せです。『iCON Z(~Dreams For Children~)』への参加で不安に思ってる人もいると思いますが、みんなと一緒にもっといい景色を見にいくために覚悟を決めて参加しました。皆さんの応援がパワーの源なので、これからもついてきてくれると嬉しいです」と思いを伝え、宇原も「久しぶりのワンマンライブで皆さんに会えて嬉しかったし、最高の夏の思い出ができました。『iCON Z』への参加にはいろんな意見もあると思いますが、これからも全力で皆さんに恩返しできるように頑張りたいです。応援よろしくお願いします」と笑顔を見せる。杉山は「今日は父親の四十九日。一度もライブに連れて来られなかったが、今日来てくれている気がしました。このライブが実現できたのも皆さんのおかげです。本当に感謝しています」と、先ほどの涙の理由を語っていた。
YUICHIROはまず杉山に「届いているよ」と声をかけ、「直接会えるライブは自分たちの思いが直に伝わる。今日は僕たちから元気をもらえましたか? 僕たちも皆さんからの元気を受け止めています。これからも一生懸命歌っていきたいと思います!」と晴れやかな表情で会場を見渡した。最後にTAKAは「変幻自在なボーカリスト集団ということで、形を変えながらエンタテインメントを展開していくのが僕らの強みです。『iCON Z』第二章への挑戦も、DEEPオリジナルメンバーのいろんな活動も、“For DEEP SQUAD”。不安に思わず、6人あってこその活動だと信じてついてきてほしいです。 地球に80億人もいる中で、皆さんと音楽で出会えたのは奇跡。これからも“DEEP LINK”の深い絆で結ばれた皆さんと、幸せな時も苦しい時も分かち合いながら進んでいけたらと願っています」と締めくくり、6人は記念すべきデビュー曲「Get With You」を最後の曲としてパフォーマンスした。
卓越したコーラスワークや個々のボーカルスキルはもちろんだが、ファンへの思いや音楽そのものに対する愛もしっかりと伝わってきたこの日のライブ。単なる楽曲を届ける場所としてだけではなく、この瞬間が、この歌が、“あなた”の生活や人生の一部になればーー。ライブというものに対するDEEP SQUADの初心が込められたような2時間であり、再会の機会が待ち遠しくなる余韻を残したステージだった。
ライブの模様は、25日までアーカイブ配信されている。