“9連敗した男”新井丈が猿丸ジュンジを破り世界王座を獲得。「やめたり投げ出したりしてたら、このベルトはここにはない」【修斗】
猿丸が右カーフ(撮影・堀田真央人)
プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.6」(9月19日、東京・ 後楽園ホール)のメインイベントで行われた「世界ストロー級チャンピオンシップ」で挑戦者の新井丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)が王者の猿丸ジュンジ(修斗GYM東京)に1RでTKO勝ちを収め悲願の世界王座を獲得した。
猿丸は2011年に世界フライ級チャンピオン決定戦で生駒純司と対戦するも判定負け。その後もタイトル挑戦や王座決定戦で山上幹臣、室伏シンヤ、内藤のび太と対戦もことごとく跳ね返され、昨年11月に行われた「世界ストロー級暫定チャンピオン決定戦」で元世界ストロー級王者の黒澤亮平からスリーパーホールドで一本勝ちを収め、35歳にして悲願の王座を獲得した。正規王者の箕輪ひろばとの統一戦が待望されていたが、箕輪は現在、ONE Championshipを主戦場に戦っており、統一戦が困難な状況なため王座を返上。7月17日の後楽園大会で猿丸が第9代王者となることが発表された。