佐々木蔵之介と片桐はいり、共通点は池袋西口公園と緑魔子!?「東京芸術祭 2022」開幕
意外な共通点の多さで盛り上がる片桐と佐々木
ルーマニアの鬼才シルヴィウ・プルカレーテ演出による『守銭奴 ザ・マネー・クレージー』に出演する佐々木は、前回タッグを組んだ『リチャード三世』(2017年)を「プルカリーテさんは“このシーンはこうなるだろう”と思って稽古場に行くと、毎回僕たちの想像を超えて全然違う方向から演出がくる(笑)。2~3時間やると帰っていって、帰ったあとに稽古すると全く違うものになるんです。今まであったことのない豊かな時間で、毎日稽古場が楽しくて仕方なかった」と振り返る。
「人間の汚らしさとか陰険さ、悪いところをもっと残酷に美しく、強烈なユーモアを持って演出される。汚いものを美しく演出する方なので、『守銭奴』のお金に汚い彼をどんなふうに演出されるのか。喜劇なんだけどちょっとヨーロピアンで……どんなふうになるのか稽古が楽しみですね」と期待を寄せる。
『守銭奴』の見どころを「自分の息子や娘よりもお金に愛情があって、執着している奴。1ミリも共感できないし、誰も幸せにならない。お金を貯めるだけで使わないので生産性がないんです。反面教師というか、これじゃだめだなと思う役です」とPRした。
オープニングセレモニーでは『となり街の知らない踊り子』に出演するダンサーの北尾亘(Baobab)が手話ソング「ありがとうの花」を披露し、小池都知事と近藤誠一東京芸術祭実行委員長の開幕宣言とともに金色のテープが発射され、華々しくスタートを切った。