ご難続きに「精神的にはだいぶ落ちた」三浦孝太 父・知良をはじめ周囲の言葉に「ここで折れている場合じゃない」と復活【超RIZIN】

周囲の支えで笑顔も戻った三浦

父の言葉に「“こういう人になりたい”と心の底からリスペクトを持てた」

 それは2度試合が流れたことによって強くなった思いのようで「お金を払って見に来てくれていた人がいっぱいいたと思う。そういう方にも今後、その2試合分の試合をちゃんと届けなくてはいけないという思いが今回の試合に向けてはあるので、まずはしっかり勝つこと。その勝ち方にもこだわりたいと自分のなかでは思っています」などと続けた。

 デビューしたてでのご難続きに心が折れかけたこともあったと思われるが「前回コロナになったときは精神的にはだいぶ落ちてしまいました」と明かす。

 そんな時に「家族、友達、宮田さんやジムの人がそういうときにプラスなことをたくさん言ってくれて“自分はここで折れている場合じゃない、切り替えて次に向けて精いっぱい努力するしかない”と思えたので、それに関しては全部周りのおかげ」と周囲の支えに感謝の気持ちを示した。中でも心に残ったのが父の三浦知良選手の言葉とのこと。「父親に、この時期、コロナが流行してからコロナウイルスによって夢や努力してきたものが潰された人は自分以外にもたくさんいた。オリンピックだったり、自分より大きなものを潰されてしまった人はたくさんいた。そういう人がいっぱいいたなかで、止まっているんじゃなくてみんな動いているから、そういう人の励みになるためにも、若い選手としてやっていくしかないよ、ということと、家族が“SNSとか見なくていい。何かあったら全部責任を取るから”と言ってくれた。そういうことを言われた時に“いつまでも甘えていてはいけないな”と思ったし“こういう人になりたい”と心の底からリスペクトを持てたので、そういうことが印象に残っています」などと語った。