自然あふれる公園、坂道なくす、としまポイントで観光活性化……小学生が「住み続けたくなる未来の豊島区」でアイデア提案〈豊島区こども未来国連会議〉
高野之夫区長は「このように将来を託せる素晴らしい皆さんがいるということが分かった。10組それぞれチームワークを発揮して、区長にもできないようなことをやってくれた。豊島区には素晴らしい未来があるなという思い」と、笑顔で総括。
審査員とコミュニケーションサポーターを務めたWORLD ROAD株式会社の共同代表の平原依文氏は「みなさんから出た一つひとつの言葉は、日本にとって、世界にとっての宝物になると思います。いろんなアイデアが出たと思うので、ぜひこのアイデアをもっともっと広めていってください」とエールを送った。
同じく審査員とコミュニケーションサポーターを務めた株式会社オウルズコンサルティンググループのコンサルタント/ソーシャルPRスペシャリストで、Deloitte Digital Collaboratorの若林理紗氏は「たくさん質問が出たということはみんながお互いに関心を持ってやっていたということ。それがうれしかった」としたうえで、「いまSDGsは広がってきていますが、ひとつのポイントがあります。SDGsにひとつ取り組むことによって他の問題を引き起こしちゃいけないよね、って。自分が解決したいとすることが他に問題を引き起こしていないかいうことまで考えられるようになると、みんなのアクションがもっと大きなインパクトになってくると思います。ぜひ行動して、その時にはしっかりと考えてやっていただければと思います」と話した。
堀氏は「議論をする時間を持てない緊迫した状況の国々や地域が世界中にはたくさんあります」としたうえで、「幸いにして我々には、じっくり向き合って考える時間を作ってくれている、平和と安定が今はあります。だからこそ、考える時間や考える余力がない、自由にものが言えない…そういう人たちのためにもみんなの知恵を世界へ発信していっていただければ」と、期待を寄せた。
主催の一般財団法人ピースコミュニケーション財団の代表理事の一木広治氏は、「ピースコミュニケーションは、
この日はまた「住み続けたくなる未来の豊島区」をテーマに開催したSDGsアイデアコンテストの結果も発表。豊島区長賞は望月颯馬さん、建築士の隈研吾氏が選んだグランプリは髙原莉央さんだった。