樋口和貞が竹下幸之介との死闘を制し、KO-D無差別級王座V2。10・23後楽園で“兄貴分”坂口征夫が挑戦へ【DDT】

青木真也が現れグータッチ

 バックステージで樋口は「正直すごかった。今日はたまたま俺が上になっただけ。今まで培ってきた武器が、最後の最後に一発だけ残ってた。米国に行ってしまうんでしょうけど、世界一になってもらいたい。このタイミングでやりたかったのは、もしかしたらもう竹下幸之介とは戦えなくなるかもしれないという気持ちもあったので。まだまだやりたい。紙一重だったんで」と安堵の表情を浮かべた。そして、「青木真也、いつでも待ってます。坂口征夫、自分のことをよく分かってる人です。坂口征夫という存在を飲み込んで、このベルトを守ってDDTの中心に立っていきたいと思います」と王座死守を誓った。

 一方、ベルト奪還ならなかった竹下は「樋口と初めてKO-D無差別級のベルトをかけて戦って、今日は僕の完敗です。樋口はデビューしたときから強かったけど、今の樋口は本当に強い。僕も強さという部分にこだわって10年DDTで戦ってきましたけど、DDTの強さという部分は樋口に任せられるんじゃないか。彼がDDTで一番強い男です」と敗北を認めた。さらに「前回、米国は4カ月行って、一瞬で人生変わりましたけど、次は年末に帰ってくることが決まってるので、10月から約2カ月半とかになる。前回の4カ月以上に、日本のプロレスファン、DDTのファン、DDTの選手たちに夢を与えられるくらいに大きく飛躍したい」と語った。