声優・花澤香菜に聞いてみた『銀英伝』ラインハルトとヤン、上司にするなら? 恋人にするなら? 励ましてもらいたいのはどちら?
恋人にするなら…ヤンとラインハルトどちら?
では、恋人にするならどちらがおすすめ?
「恋人だったら…ラインハルト様がいいと思います! ヤンさんは人が寄って来すぎると思う。密かにライバルが多いと思います。人たらしみたいなところがあるじゃないですか。そういう意味では、ラインハルト様は人をそうそう寄せ付けませんから、恋人になれたら、後はあまり心配しなくていい気がします(笑)。ただ、ラインハルト様の周囲は危険な人も多いので、守ってあげなくちゃという気持ちもあるんですよね」
最後に、落ち込んでいるときに励ましてもらうなら?
「難しいな〜(笑)。そのときの状態によるかもしれません。ラインハルト様にメロメロだったら、頭ポンポンってされるだけで復活すると思うんです(笑)。でも人間関係で助言が欲しいということならヤンのほうがいいだろうし…。相談したいことによって選びます(笑)!」
銀河を駆け巡る英雄たちに、すっかりハマっている様子。そんな花澤にとって、声優としての英雄とは?
「林原めぐみさんですね。以前、ある現場でご一緒したときに、林原さんのお芝居に雷に打たれたような衝撃を受けたんです。私にはまったく想像できない役作りで、しかもそれがものすごい説得力で。しかも、どの現場でお会いしてもそうなんです。私も、自分が演じるキャラクターにこれほど入っていけたら、と思いました。あこがれの声優のお一人ですね」
そういう花澤自身も、14歳でデビューして以来、数々の名キャラクターを演じてきた若きベテラン。
「子役時代は“君の代わりなんていくらでもいるんだから頑張れ”と言われていました。でも本当にその通りなんです。ここでがむしゃらに頑張らなければ何にも引っかからないという立ち位置から一歩一歩進んできて、いまは“この役にあなたの声が欲しいです”と言っていただけるようになった。本当にうれしくてありがたいと思っています。でも自信がつくまではものすごく時間がかかりましたね。私は声優の養成所に通っていたわけではないので、どうしたら他の声優さんのようにスムーズに声の芝居ができるんだろうと、ひたすら現場で観察したり、出来る限り役と同じようなことをしてみたり、自分がやれることを一つひとつやっていくうちに、やっと少しずつお褒めの言葉を頂けるようになってきたという感じです」
今やアニメの人気は世代性別関係なく広がり、日本のみならず世界中にアニメファンがいる時代。
「以前、インドネシアの日本語学校で先生をしていた友人が、現地の生徒さんからの動画メッセージを送ってくれたことがあったんです。アニメの話になって、友人が“花澤香菜は友達だよ”と言ったらしくて(笑)。日本語で一生懸命“あなたのこの作品が好きです”と伝えてくれて、とてもうれしかったです。海外でもこんなに楽しんでもらえてるんだと思うと、アニメファンとしてもうれしいですね」
最近は温活にハマっているそうで「朝食のグラノーラにホットの豆乳をかけて食べてます。暑いと体を冷やしたくなりがちですけど、やっぱり体は冷やしすぎないほうがいいので、おいしいしおすすめですよ!」とのこと。新作『うる星やつら』のラン役など今後も話題作への出演が続く。多彩な魅力から目が離せない。
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』は9月30日から三章連続で全国の劇場にて上映。
(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』©田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会