“ガンジョのエース”まなせゆうなが10・2板橋でのガンバレ世界無差別級王座戦に向け気合「ラリアットでハートリー・ジャクソンを沈めたい!」
――ジャクソン選手に負けたことは悔しかったんですよね?
「(9・3)成増で、ジャクソンが“あのときにボコボコにされて、やられたこと忘れたのか?”と言ったんですけど、1回も忘れたことない! ずっと悔しくて。ただ負けて、あれで終わりになんかさせたくないと思って。ZERO1で戦った選手だと、ジャクソン、横山(佳和)選手、クリス(ヴァイス)選手、この人たちにはいまだに“すきあらば行ってやろう”と思ってます。そのなかの1人のジャクソンがいきなりガンプロに来て、試合して。(8・13後楽園で)今成さんと入江(茂弘)さんが激しい試合した後に、ジャクソンがアピールして挑戦する権利を得て。成増で今成さんを倒して、ベルトを持ってる。単純に悔しかった。今成さんがあんなに大変な防衛ロードを歩んだの見てるから。ガンプロの選手はみんな悔しかったと思う。それでもジャクソンにはベルトを獲ってしまう力がある。あの日は衝動でいってるんで、怖いとかはなかったんですけど。その後、大家さんと話して、現実に戻って。怖いなと思ったけど、だから何?って」
――今回前哨戦はなく一発勝負になりますが?
「毎日、ジャクソンのことを考えてます。毎日ジャクソンの夢を見てるんです(笑)。最初は怖い気持ちが強かったからか、何も言ってこなかったけど、夢が変わってきて、ジャクソンが話しかけてくるんです。友好的に。自分のなかでただ怖いだけじゃなく、プロレスを通して発言していきたいと、そういう気持ちのほうが勝ってきた。不安になったら走るとかやってるんですけど、そういう積み重ねで自信も出てきてる。ジャクソンの夢のなかの言葉がどんどん前向きになってるんで。心が対戦に向けてついてきてる。最後は気持ちだと思うんで。ガンプロで学んだことで。どんなに大きい相手でも気持ちで負けてたら勝てるものも勝てない。負けるわけにはいかないし。私がベルトを獲ったほうが面白いと思うんで。自信を持っていきたい」
――なるほど。
「初代王座決定トーナメントに選ばれなかったことは、ガンジョのみんなはすごい悔しかったんで。私が一発目にいくことで、ガンジョのみんなの道が開けるんじゃないかと思ってて。私はガンジョのなかで一番の先輩でもないし、私が一番のガンジョになったわけじゃない。最近、ガンジョで集合写真を撮るとき“ゆうなが真ん中で”って言われて…。ガンジョのみんなが活動場所を広げるために、自分が動いていかないと、という自覚に替わりました。男女は関係ない。最初はガンジョという言葉も嫌いだった。今はガンジョのみんなが支えてくれるので、自分の場所を確立させたいです」