坂本昌行「自分の引き出し、出し切る」児童連続殺人犯演じる舞台『凍える』開幕
絶望感、悲しみ、憎悪……それぞれの想いが重なる作品。会見も重い雰囲気のなかで進んだが、作品のポイントでもある「許し」ちなんだ、「最近許せなかったことは?」の質問でようやく劇場内に笑顔が広がった。
坂本は「なかなか日常で許せない!とかあんまりなくって。僕も基本的に、あんなのダメだよこんなダメだよって思うタイプじゃなくて、この人はこういう考えなんだな、この方はこういう行動なんだなっていうことを考えてしまうので、基本的に個人を認める考え。まあ唯一許せないといったら……自分の芝居ぐらいですかね」
長野は、ネットショッピングでのあるある。「ネットでコマーシャルを見てよく化粧品を買ってしまうんですけども1 回だけ買って試すつもりがなんか定期コースに入っちゃって……電話してもつながらないし、メールが来て定期コースは3回まで解約できませんとか。1万円いくら買わなくちゃいけなくなって、悔しい」と憤慨。
鈴木は「この2人の後に話すの嫌ですね」と笑うと、「……逆に許してほしいなっていうことで言うと、ヘトヘトで朝ゆっくり寝てたいなと思うんですけど、どうしても犬が散歩に行きたいって言って起こすんですね。ちょっと今日は散歩許してくれないかなっていうのを毎朝のように思ってる日々です」。それには坂本も「わかりますね、うちも 4 時に起こされるんで 」と同じ境遇のようだった。