坂本昌行「自分の引き出し、出し切る」児童連続殺人犯演じる舞台『凍える』開幕
いよいよ幕が開く。
鈴木は「楽しんでいただくというタイプの芝居ではない」としたうえで、「現代にも通ずる投げかけ、問いかけをたくさんしていくような戯曲、お芝居だと思います。たくさんお家に持って帰っていただける、その後また何日か振り返っていただけるようにたくさん要素を詰め込んでいけたら。日本では見ることができないタイプのお芝居だと思うので、ぜひ体感しに来ていただけたら」と、アピール。
長野も「2 時間半くらい見ていただいた後、家族大事にしようとか、自分は自分で良かったなとか、なんかそんな感動に似たものをあのお持ち帰りいただければいいのかなと思います。スカッとはしないかもしれませんけど、あっ!と思ってお帰りになれると思っています」
改めて坂本は「非常にセンセーショナルというか、人間の闇、痛みというものを非常にリアルに表現されている作品」だとし、「舞台は生き物という言葉通り、日々もしかしたら変わっていくかもしれません。毎回毎回見てくださる方に楽しんでいただけたらと思います」と静かに語った。
24日まで同所で。その後、福島、兵庫、豊橋、松本、新潟、北九州、沖縄と各地を巡る。