コツメカワウソの安易なペット化に警鐘 上野動物園で「コツメカワウソのウラのカオ」

写真左よりWWF ジャパンの浅川陽子さん、上野動物園の大橋直哉さん

 WWF ジャパンでは、野生動物のペット利用のリスクが知られていないことを懸念し、8月より井の頭自然文化園、上野動物園、京都市動物園、那須どうぶつ王国の4園と野生動物の“ペット化”の見直しを訴えるキャンペーンを実施。

 動物園の飼育スタッフがコツメカワウソ、ショウガラゴ、スローロリス、フェネック、コモンマーモセット、スナネコの生態と習性を解説する動画コンテンツ「飼育員さんだけが知ってる あのペットのウラのカオ」を公開し、先月20日からはハッシュタグ「#ペットにしても幸せにできない動物」をつけてTwitter投稿した人を「公式応援団」に認定して限定サイトに招待している。

 動画コンテンツ「飼育員さんだけが知ってるコツメカワウソのウラのカオ」では、新鮮な魚や甲殻類を豪快に食す、野生動物なのでなつかない、しっぽなどにフンが付着して散らかす、甲高い声で鳴き続けるといったかわいいだけではない姿を次々暴露。動物園ではニワトリの頭を与えているといい、野生味あふれるお食事シーンはなかなかハードだ。