平野紗希子プロデュース、“時”をテーマにオリジナル和菓子を展開する「和菓子屋 とき」
今回のために製作されたオリジナルの和菓子を展示
隣の部屋に移動すると、今回のために製作されたオリジナルの和菓子を展示。〈御菓子丸〉主宰の和菓子作家・杉山早陽子さん考案の「一瞬」は、山葡萄の寒天にカルダモンやレモンバーベナの香りの淡雪を合わせた。口に入れると儚く消える淡雪で「一瞬」を表現している。「一分」は、日の出から日が昇り切るまでの時間を暁=檜とミント、東雲=レモンと黒文字、曙=パッションフルーツとフランボワーズの琥珀糖で表現。暁から曙までの味わいの変化が楽しめる。
〈菓子屋ここのつ〉主宰の和菓子作家・溝口実穂さん考案の「一日」は、青大豆のかかった水もちに沖縄のパンダンリーフの香りの白あん、きな粉のかかった水もちに沖縄のカラキ(琉球シナモン)の香りの粒あんが詰まっている。「一週間」は、石垣島のレモングラスのゼリー、滋賀県の無農薬の和薔薇の花びらを閉じ込めたゼリー、レモングラスと和薔薇の二層のゼリーの3種類のセットだ。
また、8日と9日には限定特別菓子も販売。杉山さん考案の8日限定の特別菓子「永遠」は、中村友美さんの金工の器に、もっちりした丹波栗の羊羹の中に山栗の渋皮煮、上から鬼皮の香りを移した丹波栗の栗きんとんをトッピング。一瞬で消えるお菓子と永遠に残る器を組み合わせた。溝口さん考案の9日限定の特別菓子「技巧」は、茶こしまでガラスでできたデッドストックの日本製茶器と茶葉、オリジナルの最中に熊本の熟成栗「美玖里(みくり) 」、シンプルに炊いた粒あんを合わせた和菓子をラインアップ。
グランドセイコーの期間限定イベント「Grand Seiko 和菓子屋 とき」は「UNKNOWN HARAJUKU」にて16日まで。入場無料、14時~16時は予約制、16時15分~20時は当日14:00より整理券を会場入口にて先着順に配布。