プリプリ王者・中島翔子 10・9TDCホールでのライバル坂崎ユカとの王座戦に向け決意【東京女子プロレス】

 東京女子プロレスの秋の祭典「WRESTLE PRINCESS Ⅲ」(10月9日、TOKYO DOME CITY HALL=以下TDCホール)が目前に迫った。同団体としては、1年11カ月ぶりの同所での大会となるが、メインイベントを飾るのは〈王者〉中島翔子vs〈挑戦者〉坂崎ユカのプリンセス・オブ・プリンセス選手権だ。坂崎との4カ月ぶりの王座戦を前にした中島に現在の心境を聞いた。

プリンセス・オブ・プリンセス王者の中島翔子

「思いきり羽を広げられる、今度こそ出し尽くせるタイトルマッチに」

 中島は同団体が初進出した東京・両国国技館(3月19日)で山下実優を破り、2年5カ月ぶりに王座を奪還。4月9日の東京・後楽園ホールで愛野ユキ、5月3日の後楽園でハイパーミサヲを退けV2。DDTプロレス、プロレスリング・ノア、東京女子、ガンバレ☆プロレスによる4団体合同興行「Cyber Fight Festival 2022」(6月12日、さいたまスーパーアリーナ)でライバル坂崎を下して3度目の防衛に成功。7月9日、東京・大田区総合体育館では辰巳リカから勝利を挙げ、V4を果たした。

 そして、10・9TDCホールでは夏のシングル最強決定トーナメント「第9回東京プリンセスカップ」を初制覇した坂崎の挑戦表明を受け、5度目の防衛戦に臨む。

――振り返ってみますと、3・19両国国技館はどんな心持ちで臨まれましたか?
「両国国技館は大きい会場。東京女子が8年ちょっとかかってようやくたどりついた。世界にいろんなレスラーの方がいますけど、そんななかで(両国の)メインイベントでタイトルマッチができる選手って、一握り。そういう大きな目線で見ても特別なことですし、この感情でこの状態でメインで挑戦者として試合できるなんて、“最初で最後だな”って思うくらいで、自分にそう言い聞かせてた。後輩たちも増えて、東京女子も大きくなればなるほど、チャンスは減っていくだろうし…」

――あの大舞台でベルトを獲れたのは感慨深かったですか?
「それはありました。あそこは自分たちがデビューした場所だし…。でも、DDTの興行で本戦じゃなくアンダーマッチで。あそこで自分たちの興行をやりたいと思ってて、一つの目指していた目標にたどりつけた。ゴールじゃないですけど最初の目標を達成することができたという気持ちがありました。新たな目標に向かって、再スタートを切るときにベルト巻いたのが自分だった。一つの目標を達成して、そこでチャンピオンになったからこそ、次のステップに向け、自分が引っ張っていきたいと思いました」

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