プリプリ王者・中島翔子 10・9TDCホールでのライバル坂崎ユカとの王座戦に向け決意【東京女子プロレス】
――その後、愛野選手、ミサヲ選手に勝って防衛を重ねて、「CFF」で坂崎選手とのタイトル戦になりました。“最強の挑戦者”と言ってもいい坂崎選手に勝てたのは自信になりましたか?
「自信にもなりましたけど『CFF』でタイトルマッチをやった翌週(6月19日、後楽園)に享楽共鳴(中島&ミサヲ)でマジラビ(マジカルシュガーラビッツ=坂崎&瑞希)のプリンセスタッグ王座に挑戦したんですが、シングルでは勝ったけど、タッグでは負けてしまった。『CFF』で勝ったときはベルトが戻ってきた安堵感が強かったけど、タッグで負けて“やっぱり坂崎ユカはすごいな”って思いました。ユカのすごさを1対1でも、2対2でも体感できた。ユカとは追い越したり追い越されたりする関係。そのときはベルトを守れたけど何度でもやりたいという気持ちでした」
――「CFF」でのタイトルマッチは大舞台でのセミファイナルでした。そういったプレッシャーはありましたか?
「試合順は気にしてなかったんです。さいたまSAでやったタイトルマッチは、東京女子にとってのメインイベントだと思って。大きな目で見たらセミという位置づけだったんですけど、私の対戦相手はあくまでもユカで、対戦相手はDDTでもノアさんでもない。そういう気持ちだったので、目の前の相手に集中しなきゃいけないと…。そうしないと勝てない相手だったので、相手のことだけ考えてました」
――その後の「東京プリンセスカップ」では準々決勝で渡辺未詩選手に敗れて優勝できませんでした。チャンピオンとして、後輩に負けてしまって、どういう気持ちでしたか?
「悔しさが一番にありました。ベルトを持ってるのに、1対1で負けるって情けないって」
――同世代ではなく、後輩に負けてしまったという点ではどうでしたか?
「同世代に負けても悔しいので同じです。ベルトを持ってるということは、誰にも負けちゃいけないと思ってるので。未詩とは道場で2人で過ごす時間が多くて、本人は練習量が強みだと思ってるみたいなんですけど、私はそこで負けてるつもりもなかった。量とか時間で言うと。未詩と競り合ってギリギリで取られてしまったのは、シンプルにプレイヤーとして悔しかったです」