第5弾は青森「中華そば ひらこ屋」の煮干しラーメン！東京駅「ご当地ラーメンチャレンジ」

　麺は極力かん水を抑え、煮干しの風味や小麦そのものの甘みを生かしてスープとなじむように仕上げた。チャーシューは北海道産の銘柄豚を使用し、もも肉の部位によって調理法を変えるこだわりよう。メンマは煮干しだしで煮込んだ後に燻製させている。

　早速、名物の「濃口煮干しそば」を試食。醤油ベースのスープにさらに煮干しを加えた“煮干しマシマシ”仕様で、テーブルに運ばれたそばから天日と潮が混じったような煮干し独特の香りが鼻をかすめる。熱々のスープから麺を引き上げると、ストレートに近い中太麺で、口に運べばスープに負けない小麦の香りと味わいが心地よい。丁寧に仕込んだほどよい厚さで大きめのチャーシュー、さらに中央にのった“ニボ出汁メンマの燻製”がアクセントとなっている。

　東京駅の構内で熱い煮干しラーメンをすすっていると、気分はすっかり青森に飛んで旅情がかきたてられる。次に行った時はサイドメニューの「ニボ炊きご飯」を注文し、もっと煮干しにまみれてみたい。

「ご当地ラーメンチャレンジ by 東京ラーメンストリート」第5弾、青森のご当地ラーメン「煮干しラーメン」の人気店「中華そば ひらこ屋」は来年1月16日まで。