王座を守った大﨑一貴「風音選手にこのベルトを渡すことだけは絶対に嫌だった。すべて奪い取られるのが本当に嫌だった」と吐露【RISE】

大﨑(右)の右ストレート(撮影・コウハクカン)

 5Rは開始から互いのパンチが交錯。風音はパンチの連打、ロー、ヒザと手を休めないが、大﨑はガードをがっちり固め強烈なボディーブロー。終盤は互いにプッシュし下がらず打ち合いを展開したまま終了のゴング。

 手数の風音か的確さとダメージで大崎か? 判定は1人がドローも2人が1ポイント差で大﨑を支持し2-0で大﨑が激闘を制した。

 大﨑は試合後のマイクで「なにより風音選手にこのベルトを渡すことだけは絶対に嫌だったので、その気持ちだけでここまでこれました。最後、きつかったんですが、これだけ我慢したらベルトが手に入ると思って最後まで戦い抜けました。僕に携わってくれた皆さん、ありがとうございました」などと風音に対する意地を明かし、周囲の支えに感謝の言葉を述べた。そして「国内の53kgで最強になったと思うので、次は世界のベルトに挑戦させてください」とアピールした。