王座を守った大﨑一貴「風音選手にこのベルトを渡すことだけは絶対に嫌だった。すべて奪い取られるのが本当に嫌だった」と吐露【RISE】

大﨑は初防衛に成功(撮影・コウハクカン)

 激闘を物語るように大﨑は試合後の会見場には車いすで現れ「勝って良かったとホッとしている。ベルトを守り切れることができて良かった」と安どの表情を見せた。ケガについては「3R目にローかカーフをカットされた時に右足を痛めた」という。

 判定については「勝ちかドローもあるかなというような感じだった。ドローになってもいいようにという感じだった」と振り返った。そして改めて「次は世界に挑戦させてほしい。53kgは軽量級だが、僕だったら効かせたり倒すことができるので、世界の選手とやっても勝ち抜いていく力はあると思う」などと世界への挑戦をアピールした。

 またリング上で口にした風音に対する思いについては「RISEに参戦させてもらってから一度も負けてなくて、2年前に王者になり、他団体の王者にも勝ってきたのに、トーナメントも途中で棄権してしまったり、THE MATCHにも出られなかったりして、風音選手が全部持っていって今の地位を確立した。53kgの王者として僕が出たかったということもあって本当に悔しい思いをした。今回対戦が決まって、ここで負けたら今までやってきたことがゼロになってしまう。すべて奪い取られるのが本当に嫌だった。僕も40戦くらいしてきて、今まで戦ってきた選手たちの分もあるし。本当に今回は負けたくなかった」と心の内を吐露した。

「RISE WORLD SERIES 2022」(10月15日、東京・大田区総合体育館)
◆メインイベント RISEスーパーフライ級(-53kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
○大﨑一貴(王者/OISHI GYM)(判定2-0=50-49、48-48、49-48)風音(挑戦者/TEAM TEPPEN/同級1位)●

◆セミファイナル Super Fight!スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
○白鳥大珠(TEAM TEPPEN)(判定3-0=29-28、29-28、29-27)YA-MAN(TARGET SHIBUYA)●

◆第9試合 Super Fight!-62.5kg契約 3分3R延長1R
○チャンヒョン・リー(韓国/RAON)(2R1分39秒、KO)中村 寛(BK GYM)●

◆第8試合 Super Fight!-64kg契約 3分3R延長1R
●直樹(BRING IT ONパラエストラAKK)(2R2分42秒、KO)チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce)○

◆第7試合 Super Fight!アトム級(-46kg) 3分3R延長1R
○宮﨑小雪(TRY HARD GYM)(判定3-0=30-29、30-29、30-28)ペットルークオン・サーリージム(タイ/sarigym)●

◆第6試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
○志朗(Be WELLキックボクシングジム)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定0-0=29-29、29-29、29-29)大﨑孔稀(OISHI GYM)●

◆第5試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
●山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo)(1R 1分4秒、KO)安本晴翔(橋本道場)○

◆第4試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
○大雅(TRY HARD GYM)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定1-1=28-30、30-29、30-30)奥平将太(FIGHT CLUB 428/Team Bull)●

◆第3試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
●花岡 竜(橋本道場)(2R判定0-3=19-20、19-20、19-20)翼(TARGET)○

◆第2試合 ライト級(-63kg) 3分3R延長1R
○小川 翔(OISHI GYM)(判定3-0=30-29、30-29、30-29)KENTA(HAYATO GYM)●

◆第1試合 フライ級(-51.5kg) 3分3R
○那須川龍心(TEAM TEPPEN)(判定3-0=30-26、30-26、30-26)吉田亮汰朗(BK GYM)●

◆オープニングファイト.2 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R
●星 拓海(IDEAL GYM)(判定1-2=28-29、29-28、28-29)伊藤琉之助(EX ARES)○

◆オープニングファイト.1 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
○指田 烈(TEAM TEPPEN)(判定3-0=29-26、30-26、30-26)永松進之介(FJ KICK ASS)●
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