引退も胸にYA-MANとの激闘を制した白鳥大珠が復活への狼煙「もう一度強い俺を見せたい」【RISE】

　今後についてはカードは未定だが、RISEとシュートボクシング（SB）の共催となる「RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」（12月25日、東京・両国国技館）への出場が決まった「65kgに階級を上げたのも対世界に向けてやりたいという気持ちがあった。昨日の試合内容では自信を持って世界と戦っていけるとは言えないが、12月への出場が決まったからには心も体もきっちり仕上げて、もう一度強い俺を見せたい」と語った。

　RISEではチャド・コリンズがウェルター級王者の中野椋太、ライト級王者の直樹を連続KO。コリンズは今後戦いたい相手として白鳥の名前も挙げた。「対世界」について白鳥は「RISEって国内でトップの団体。強い選手がたくさん揃っている中で、それでも結果が出ないということは、それだけ世界って厳しいもの。生半可な気持ちでは絶対に勝てないと思っている。僕も挑戦する以上は覚悟を決めて、人生をかけてやっていかないと同じような結果になってしまうと思う。そこで結果を出せれば、僕の中の殻をまた一つ破れるというか気持ち的にも変わっていくと思う。12月25日まで、覚悟を決めてすぐに練習を再開して、そのことだけ考えて毎日過ごそう思う」などと決意を述べた。

　また今回のマッチメイクについて伊藤代表は「YA-MANと戦うことで白鳥が再生するのではないかという思いはあった。勝負の世界なので結果は見えないが。本当に白鳥に関してはハイリスクハイリターンだったと思う。これはYA-MANのお陰でもある。YA-MANが2019年に王者になったころの白鳥を引き出した。“イケメン狩り”ということで試合をやりたいと言ったのはYA-MANサイド。大珠も受けるのかな？と思ったが、彼自身もやるしかないと思っていたんだなと思う。いいマッチメイクだったと思う」などと語った。