連敗脱出の矢地祐介が「何もしなかった相手が悪い」と対戦相手をバッサリ【RIZIN.39】

難なくテイクダウンを重ねた矢地

 3R、矢地はパンチを放ちながら前に出ると、組み付いてすぐにテイクダウンに成功。サイドポジションからマウントに移行。アレンは下から足を使ってハーフから立ち上がることに成功。矢地がバックを取るがアレンは回転して足首を取る。しかし矢地はこれをしのぐと再度上を取る。ハーフで次の仕掛けのタイミングを狙うがアレンは下からヒジ。残り20秒、サイドポジションに移行も次の手が出ず、試合終了。終始、グラウンドで上を取り、主導権を握っていた矢地が3-0の判定で勝利を収めた。

 試合後の会見で矢地は「よかったです! やりたいことをやれたので。ちょっと勝ちにこだわりすぎた部分はありましたけど、テーマとして掲げていた自分の攻撃で作って、自分で試合を作っていくことができたのでよかったです」と試合を振り返った。戦前、矢地は「自分のやりたいことを押し付ける」と試合に臨む意向を見せていた。

 サイドポジションを取ったままの攻防が長く続いたことについては「あの場面は相手の番。俺は勝ちに行っているので。変な話、そのままサイドポジションを取り続ければ勝てるので、あくまであれは相手のターン。相手が何もしないから何も起きなかったので、相手が悪いと思います(笑)」と対戦相手のアレンをバッサリと斬って捨てた。