初参戦の宇佐美がTKO勝ち。約6年半ぶり参戦の佐々木信治は初勝利ならず【RIZIN.39】
この右ストレートで勝利を手繰り寄せた
3Rも打撃を狙う宇佐美にタックルを狙う佐々木という構図。佐々木はパンチが減り、宇佐美の打撃をさばく時間が続く。宇佐美は右カーフ、左ジャブ。そして両者のパンチが交錯すると、宇佐美は追撃の左ボディーからの右ストレートを打ち込むと佐々木がダウン。宇佐美がパウンドで追撃を狙ったところでレフェリーが割って入り、宇佐美のTKO勝ちとなった。
試合後の会見で宇佐美は「ずっとすごい中途半端な距離感で。もう行こうにも行けなくて、入ろうと思っても相手がカウンターの準備していたので、もうどうしようかなと思った時に“相討ちでもいいや”と思って、もらいながら打っていました」などと試合を振り返った。
試合後のマイクで涙を浮かべていたことについては「半年間試合をしていなくて、最後に試合したときは負けてこれが復帰戦という形になって、その前に体重関係でROAD to UFCも出られなかったですし、いろんなしんどいときがあって。すごい自分と向き合う時間も多かった。今回、それを乗り越えて、今はもう起一さんや、弟のメイソンもそうですし、渡辺会長もそうですし、新たなチームで勝利をつかみ取れたというのがすごい自分の中でもうれしくて。本当にうれしくて涙が出てきました」などと語った。
今後については「マイクでも言ったのですが、今回しっかり佐々木選手を倒したので、アピールできたと思うので、大晦日にもっと強い選手とできたらな、と思っています」などと大晦日への参戦をアピールした。