新王者クレベルが朝倉未来戦に気乗り薄「自分にとってはバックステップかな」。Bellatorとの対抗戦には意欲【RIZIN.39】

ブラジル国旗と日の丸を背負って入場するクレベル

 10月5日に行われた会見時の囲み取材で榊原信行CEOがこの日の勝者と朝倉未来が対戦する可能性があることを示唆していたのだが、クレベルは朝倉との対戦については「みんないつも言っていて、朝倉ともう一回戦うって。でも朝倉は今はもう、私もう一回戦いたいけど。でも! 今、私はチャンピオンだから。自分が、今、朝倉と戦うとなったら、それは自分(にとっては)バックステップ(後退)かな。彼は私ともう一回やりたいのは当たり前で、だから、お金。“お金ファイト”。でも、本物のファイトとウソつきのファイトだったら、自分は本物のファイト(をしたい)。朝倉は、まあまあね。自分はリスペクトある、朝倉。まあまあじゃないよ、彼は強いけど、自分と彼のレベルはちょっと違う。私はRIZIN2年くらいで6試合全部一本勝ち。朝倉、もっと頑張ってください。もう一回、彼に試合のチャンスはあるかもしれない。私はリスペクト(している)。でも私は今違うので、私、新しい挑戦をしたいです」と昨年6月に完勝していることもあり、王者の視界には入っていないよう。

 榊原氏がリング上で“Bellatorとの対抗戦も頼む”と声をかけたのだが、これについては「もちろん。それはチャンスある。ファイトマネーアップ、私間違いない。絶対試合出るよ。当たり前、私のファイトで家族が生きるから大事。ファイトマネーアップはもちろんの試合。自分はRIZINにめっちゃリスペクトある。榊原さんに最初に会ったとき、“一個チャンスください。私、絶対チャンプになる”と。1回、2回、3回、4回、5回、6回、いまチャンピオン。でも、最初に本気で話したのは、“1回のチャンスでいい”と“私は日本のチャンプ、RIZINのチャンプになるから信じてください”と。彼が信じて、自分が今チャンプになってる。どうもありがとうございました。榊原さんだけじゃなくてRIZINのスタッフが自分をいつも助けてくれてありがとうございました」と語った。