樋口和貞が“兄貴分”坂口征夫を退けKO-D無差別級王座V4。2023年3月30日に4年ぶりの米国大会が決定【DDT】
フィニッシュは樋口のブレーンクロー・スラム
序盤、蹴りで先制攻撃を仕掛けた坂口はエプロンで三角絞め、場外でスリーパーで絞め上げ優位に進めた。樋口が怒涛のチョップ連打で反撃すると、坂口もミドルキックで応戦。坂口がミドル、ロー、ハイキックから腕極め式スリーパーで攻め立て、樋口の顔面に強烈な蹴りを見舞った。これで吹っ切れたのか、樋口は串刺しチョップ、ラリアットと猛攻。ブレーンクロー・スラムをかわした坂口は神の右ヒザを叩き込む。顔から流血した樋口はぶちかまし、チョップの連打からブレーンクロー・スラムでトドメを刺した。濃密な16分の激闘を制した樋口は坂口を起こすと、ガッチリ握手を交わし、抱擁した。
坂口は「相変わらず強いな。容赦なく叩き込んでくれたな。吹っ切れたみたいでよかった。オマエなら大丈夫。吉村、石田(有輝)、オマエらいいユニットだ。この大将信じて、ついていってやってくれよ。俺も負けてられねぇ。赤井(沙希)、岡谷(英樹)、気合入れねぇと」とマイク。
樋口は「坂口さん、アンタから叩き込まれたこと、自分なりに理解しました。赤井さん、いろいろ世話になりました。イラプションで受けた恩は忘れません」と返した。そして、入場時に持参したイラプション時代のガウンを岡谷に手渡した。