樋口和貞が“兄貴分”坂口征夫を退けKO-D無差別級王座V4。2023年3月30日に4年ぶりの米国大会が決定【DDT】

試合後はガッチリ握手

 イラプション勢が退場すると、樋口は「坂口征夫との戦いにたどり着くまで、肉体的、精神的にしんどかった。それを乗り越えて、今、KO-Dのベルトを持っているのは樋口和貞です。そして、またD王がやってくる。ここも肉体、精神しんどいと思いますが、それでも立ち向かってぶち破っていきたいと思います」とD王を見据えた。

 バックステージで樋口は「自分と坂口征夫がKO-D戦を戦って俺が勝った。今思えるのはそれだけです。終わってみれば感謝です。このKO-D戦が決まってから、ここまで全部教えられた気がします。全部叩き込まれました」と安堵の表情。

 坂口は「負けた俺が言うのもなんだけどスッキリした。この1カ月、内面攻めたけど、俺はああいうのは向いてない。ドーンといってドーンと散ったほうが…あれで疲れちゃった。(ハリマオは)いいチームだと思う。赤井、岡谷も今日見て、何かをつかみ取っていけばいい。ハリマオが気合入れば、うちら100点の気合入れてやります。負けてらんねぇ。まだまだ走っていかなきゃ」と前を向いた。