勝村周一朗が11・3横浜でのガンバレ世界無差別級王座戦に向け“仮想ジャクソン”と特訓敢行【ガンプロ】

パワーで持ち上げられる

 まずは2人でグラップリングに臨んだが、対格差で勝村が手を焼く場面もしばしば見られた。続いて、ジャクソン対策の練習になったが、桜井が「前哨戦を見たんですが、スリーパーや関節技に入っても対格差があるんで持ち上げられてしまう。立ち上がられたら、1回技を解いて、ほかの関節技に移行するといいんじゃないか」と提案。これに沿って組み合ってみると、なかなか有効な手であることが分かった。足関節も大型の選手には効果的で、2人はみっちりこの練習を反復した。

 公開練習を終えた勝村は「見えてきた気がする。パワーでかわされるのを前提で考えればいい。前哨戦では関節技で持ち上げられるパターンが多かった。パワー差、体重が約2倍なんで腕十字もなかなか伸びない。そこをどう覆すか残り1週間で考えたい。スピード、スタミナではまさってる。そこで勝負したい。元気な状態でサブミッションにいっても返される。スピードでスタミナを奪って弱ったところで仕留めたい」と作戦を口にした。

 続けて、勝村は「必殺技のニンジャチョーク、トリプルスリー3ロックが大きなジャクソンに極められるかどうか…。まだ見せたことがない技を使うのか、考えながら、試合の流れでいきたい」と話した。