小橋賢児ら「大人と子どもが力を合わせ未来を変えよう!」「BEYOND 2020 NEXT FORUM」
まず、主催者を代表して一木氏が「こども未来国連会議」の概要を説明。こども未来国連会議は、「BEYOND 2020 NEXT FORUM」のプロジェクトのひとつとして2021年より開催。世界中から子どもたちが集まり、平和で豊かな世界、SDGsの意義などについてディスカッションやワークショップを通じて考え、コミュニケーションすることを目的とするイベントだ。今年3月に開催された第2回には、世界13カ国43名の子どもが参加。現在、豊島区と浜松市の2つの「SDGs未来都市」認定自治体が参加し、今後も毎年開催予定。2025年には大阪・関西万博での開催を目指している。
小橋氏は「SDGsという言葉自体はよく聞くが、実感がわかない人は多い。子どもの頃からこうしたイベントを通じて主体的に体験することは非常に大事で、〈Have to=しなければいけない〉ではなく、〈Want to=したい〉という意識を醸成するのに役立つはず」と評価した。
三室氏も、小橋氏の発言に賛同。「何かを解決しなければ、というより、自分は何がしたいのか、英語でいうWillを考えることが、かえって解決の糸口につながることがあり、そこから自分の意識や行動、ひいては世界のあり方もアップデートしていくはず」と意見を述べた。
中山氏は「国際的な場で、日本は言ったことをちゃんとやる国として評価が高い。SDGsの取り組みについては、欧米では食肉に税金をかけたり、乳牛を飼わずに乳製品を作るなどという極端なことをしているが、日本はそういうことに惑わされず、一人ひとりが出来ることを着実に行っていくことが大事」とし、自身は使用後自然に戻る石灰岩製の名刺を使っていると明かした。