KO-D無差別級王者・樋口和貞が「D王」制覇を宣言「DDTの年間グランドスラムを狙いたい」【DDT】

Bブロックの選手たち

 一方、樋口から“指名”を受けたAブロックの吉村も負けてはいなかった。「『KING OF DDT』準優勝で、あと一歩届かなかった。D王、優勝したい」と口にし「このブロックを勝ち上がって、樋口さんも反対のブロックを勝ち上がって、決勝で今度は俺が勝ってやる」とこちらも優勝決定戦でのパートナー対決を望んだ。さらに、開幕戦で当たるRSPのビデオメッセージを確認した吉村は「争いを起こすのが好き? いいじゃないですか。受けて立ちます。“オマエらは俺の恐ろしさを知らない”と言ってますけど、俺はオハイオに行ってましたけど、聞いたことない」と初戦に向け武者奮いしていた。

 また、前KO-D無差別級王者で優勝候補の一角である遠藤(Aブロック)は10・26新宿FACEで左足首を捻挫し、30日の君津大会を大事を取って欠場する。遠藤は「D王、始まる前から手負いの状態なんですけど、優勝はあきらめてません。こういうときこそ試合以外での練習とか、ふだんの努力とか…胸を張って努力してきてると言えるので、10年のキャリア、経験と気合、根性で皆さんの目の前、小橋(建太)さんの目の前で必ず優勝します。開幕戦で当たる上野選手とは、前回シングルマッチしたのが5・1横浜武道館(KO-D無差別級選手権)。そのときと状況が変わってる。今戦ったらどうなるか分からないけど、まずはしっかりと取って、その後につなげていきたい」と優勝を誓った。