完璧に試合をコントロールした田丸辰が判定勝ちで二階級制覇。「移籍してから勝ってなくてジムのせいで弱くなったと言われるのが悔しかった」【RISE162】

試合後のマイクで、勝てない間の苦悩を明かした田丸(撮影・蔦野裕)

 試合は判定となったが、完璧なアウトボクシングで数島を翻弄した田丸をジャッジ3者とも49-48で支持。田丸が勝利を収め、スーパーフライ級との2階級制覇を成し遂げた。

 田丸は試合後のマイクで「2018年くらいからずっと勝ってなくて、何年ぶりかの勝利がタイトルマッチでベルトを巻くことができてとてもうれしいです。TRY HARD GYMに移籍してからいろいろあって。怪我して試合ができなかったりとか、試合がなくなったりとか。移籍してからずっと勝ってなくて、TRY HARD GYMのせいで弱くなったと言われるのがすごい悔しくて。自分のせいで、悪く言われるのが嫌で、すごく練習して、ベルトを巻くことができて、うれしさでいっぱいです。これからTRY HARD GYMを引っ張っていく一人として頑張っていこうと思うので応援よろしくお願いします」と時折言葉に詰まりながら、この間の苦悩を明かした。

「RISE162」(10月30日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント 初代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R
○田丸 辰(TRY HARD GYM)(判定3-0=49-48、49-48、49-48)数島大陸(及川道場)●

◆第10試合 寺戸伸近 引退エキシビションマッチ 3分1R
寺戸伸近(Booch Beat)vs 那須川天心(TARGET/Cygames)

◆第9試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
○寺山遼冴(フリー)(判定3-0=30-29、30-29、30-27)京介(TOP DIAMOND) 

◆第8試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
○有井渚海(ARROWS GYM)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)彪司(TEAM TEPPEN)●

◆第7試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R延長1R
○AKARI(TARGET)(判定3-0=28-27、28-27、28-27)ERIKO(TKDJ市川式)●

◆第6試合 -55kg契約 3分3R延長1R
●聖愛(魁塾)(判定0-3=28-29、28-29、28-30)村上悠佳(TEAM TEPPEN)○

◆第5試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
△金子 梓(新宿レフティージム)(ノーコンテスト)長谷川海翔(誠剛館)△

◆第4試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
△小野幹晃(IGGY HANDS GYM)(延長判定1-0=10-9、10-10、10-10 ※本戦判定0-0=28-28、28-28、28-28)岩郷泰成(EX ARES)△
※偶然のローブローで岩郷が試合続行不可能となり、延長ラウンド途中までの判定となる。

◆第3試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
●山科直史(極真会館)(不戦勝)Shin(team FIST)○
※山科が2kg以上の計量オーバーのため失格。Shinの不戦勝

◆第2試合 バンタム級(-55kg) 3分3R
○小只直弥(TBF)(判定3-0=29-28、30-28、30-27)福井萌矢(建武館)● 

◆第1試合 -45kg契約 3分3R
●辻井和花(BRING IT ONパラエストラAKK)(判定0-2=29-30、29-29、29-30)小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)○
<<< 1 2 3 4 5