5冠王・寺戸伸近が那須川天心相手に引退エキシビション。「皆さんに出会えて最高でした」【RISE162】
寺戸の右ミドル(撮影・蔦野裕)
試合は3分1Rで行われ、那須川はスピード満点の右ジャブを連打。寺戸は右ロー、右ミドルを放っていく。那須川は右ジャブから左のパンチを上下に打ち分け。寺戸もパンチを返すが那須川は当てさせず、左ストレートを返す。那須川の左フックで寺戸がスリップダウン。残り1分、寺戸がパンチ、ヒザを出していくが、那須川はパンチの速射砲をガードを固める寺戸の顔面、ボディーに打ち込んでいく。寺戸も前に出て反撃も、那須川はガード、そしてスウェーでかわし、クリーンヒットは許さなかった。
那須川は首相撲で寺戸を転がす場面こそあったものの、蹴りは一発も出さず、改めてキックボクシングを引退したことを思い出させた。