上野勇希がDDT最強決定リーグ戦「D王GP」制覇を宣言「優勝してKO-D無差別に挑戦して獲る!」【DDT】

一番の必殺技WR

――この一戦はUNIVERSAL王者対EXTREME王者という側面がありますが、意識はありますか?
「UNIVERSAL王者の責任としての意識はあるけど、そこで僕が勝てたとしても“EXTREMEのベルトに挑戦させろ”とかはまずない。そういう側面ではあまり意識はしてないです。ただチャンピオン同士の戦いだから注目される部分はあると思うので、そこは受け止めてます」

――3戦目(11・5横浜=夜の部)はRSP選手ですが、情報は収集されてますか?
「まだ全く。1戦も試合したことないし、顔もしっかり分からないくらいです。リーグ戦は勝ち星を数えるシリーズなんで、ベルトをかけて試合する感覚とはまた違う。基本的には僕はどの選手に対しても研究していきたい。軽いんで、ダメージがすごいんで。そこに対する準備をしないといけない。それによって勝てるかどうか変わるんです。D王で優勝するという一番の目標に向かわないといけないので、D王が始まる前に研究して臨みたい。また僕が対戦するまでに何戦かしてるんで、そこも研究して」

――4戦目(11・12大阪)は同期の吉村選手。シングル未勝利の相手ですから、決勝進出をかける意味ではとても重要な一戦。今回こそは勝ちたい気持ちが強いですか?
「そうですね。リーグ戦での1戦としても落とせない。シングルで勝ってないとなると、ネガティブに感じるんですけど、タッグだったら勝ったこともありますし、必ずしも倒せない相手ではない。2016年に大阪から出てきて、同じ日にDDTの試験受けて、一緒にやってきた仲なんで、いろんなものを取っ払って勝ちたいです。純粋にD王の勝ち星にも影響してくるし、とにかく勝ちたい」

――吉村選手に苦手意識はあるんですか?
「デカいし、体型的に投げたり、つかんだりはしづらいですね。ウエスト回りとか、足の太さとか、すごく体力も奪われるし、苦手なタイプではあると思います。意外とシングルやってるんですけど、これから、そんなに吉村とシングルやる機会は多くないと思う。あと何十回、何百回もできるわけじゃない。1戦1戦大事に“これが最後だ”と思って、勝ちたいと思ってます」

――公式戦最終戦(11・18後楽園)は何かと因縁の佐々木選手です。昨年8月21日の富士通スタジアム川崎ではUNIVERSALのベルトを奪われた相手でもありますが…。
「富士通では負けてるけど、吉村とKO-Dタッグを獲ったときに勝ったし、今年の『KING OF DDT』トーナメントでは勝ってます。佐々木さんは壁であり追い風でもあって。向かい風と追い風両方になりうる。そのときにどういう勝ち星を持ててるか分からないけど、佐々木さんに勝てたなら、決勝にいけて、自分の実力以上の追い風が来るんじゃないかと。KO-Dタッグを獲ったとき、佐々木さんに勝ったことで、グッとスピードが上がった感じがあったし…。富士通で止められたのもあるし、僕のキャリアのなかでキーパーソンになってるんで、佐々木さんが最終戦であってよかったです。ただ佐々木さんと純粋にシングルでぶつかり合って、しっかりやってみたい気持ちもあります。セコンド介入、血みどろ、武器もなしで“ぶつかり合ってみてよ”とは思いますね」